Q: なぜ梅雨の時期は頭痛がひどくなるのですか?
A: 気圧が低下すると、耳の奥にある内耳のセンサーが揺らぎを感じ取り、自律神経が体内の血管やホルモンを急に切り替えようとします。この切替の負担が、頭の血管の拡張や首肩のこわばりとして表れ、頭痛として感じられやすくなります。デスクワークで前かがみ姿勢が続いていると、首・後頭部の血流がもともと滞っているため、気圧変動の影響をより強く受けやすくなります。

5月後半から増える「気圧の前の頭痛」
関西では、5月の後半から6月にかけて天気が周期的に崩れるようになり、6月中旬には梅雨入りを迎えます。気象庁の長期統計でも、近畿の梅雨入りは平年で6月6日ごろ・梅雨明けは7月19日ごろとされており、約1か月半は低気圧と高気圧が短い周期で入れ替わる時期になります(出典:気象庁・梅雨入りと梅雨明け 平年値、2026年5月26日確認)。
当院にも、ちょうどこの時期から「雨が降る前になると決まって頭が痛くなる」「予報を見るより先に頭が教えてくれる」という30〜40代女性のご相談が増えてきます。日中はオフィスや在宅でデスクワーク、家に帰れば家事と育児――頭痛で動けないとそれだけで一日が止まってしまう、というお声をよく聞きます。
こうした方によく見られるのが、次のようなサインです。
- 天気が崩れる前日や当日朝に、こめかみやおでこがズキズキする
- 頭痛と同時に、首の付け根・後頭部が重く張っている
- めまいや乗り物酔いのような揺らぎを感じる
- 気分が落ち込みやすく、眠気・倦怠感がいつもより強い
- 市販の鎮痛薬を飲む頻度が、梅雨の時期だけ増える
日本では気圧の変化で不調が出る方は約1,000万人以上と推計されており、特に20〜40代の女性に多いと報告されています(出典:日本頭痛学会・天気痛に関する解説資料、2026年5月26日確認)。「気のせい」ではなく、体の仕組みとして起きやすい不調なのです。
気圧変化で頭痛が起きる3つのメカニズム
気象病による頭痛は、ひとつの原因ではなく、いくつかの体の働きが連動して起きます。当院でカウンセリングをしていて多いのは、次の3つの重なりです。
① 内耳のセンサーが気圧の揺らぎを過剰に拾う
耳の奥にある内耳には、気圧や体の傾きを感じ取るセンサーがあります。気圧が下がる局面で、このセンサーが揺らぎを敏感に拾うと、その情報が脳に伝わり、自律神経の切り替えにスイッチが入ります。もともと内耳が敏感な方や、首肩のこわばりで耳まわりの血流が滞っている方は、この反応が強く出やすい傾向があります。
② 自律神経の切替が間に合わず、血管がゆらぐ
低気圧の前後では、体は血管を収縮させたり拡張させたりと忙しく調整しようとします。自律神経の切り替えが追いつかないと、頭の血管が一気に拡張し、まわりの神経を刺激して「ズキズキ」という拍動性の頭痛として感じられやすくなります。デスクワークが続いて交感神経がずっと優位になっている方は、この切替の余力が削られている状態と言えます。
③ 首肩の姿勢が、気圧変動の影響を増幅する
巻き肩・ストレートネックといった姿勢のクセがあると、首から後頭部にかけての筋肉が常に引っ張られた状態になります。この緊張は後頭部の血流や脳脊髄液の流れにも影響し、気圧が下がったタイミングでさらに循環が落ち込みやすくなります。「気圧が原因」と思っていた頭痛が、実は土台の姿勢に増幅されていた、というケースは少なくありません。
当院で見る「梅雨型頭痛」の3つの特徴
同じ頭痛でも、梅雨や台風のシーズンに強く出る方には、共通する体のサインがあります。
- 後頭部と耳の後ろがガチガチ ― 触れると硬く、押すと頭の奥まで響く感じがある
- 肩甲骨が外側に流れている ― 巻き肩で胸が縮み、呼吸が浅くなりやすい
- 骨盤がうしろに倒れている ― 椅子に浅く座り、背中を丸めて長時間PC作業をしている
これらは「気圧のせい」だけで起きているわけではなく、日々の姿勢が背景にあって、気圧変動が引き金を引いている状態です。土台側を整えておくと、同じ気圧の動きでも体の反応が穏やかになっていきます。
骨膜リリースが「梅雨の頭痛」に向いている理由
一般的なマッサージや整骨院では、こわばった筋肉そのものをほぐすアプローチが中心になります。一方、ReLUMIの骨膜リリース(骨と筋肉の境目にアプローチする独自手技)では、骨の表面を覆う骨膜の癒着を整え、骨格の位置から戻していきます。気圧変動に振り回されやすい体に対しては、この違いが体感として現れることが多いものです。
- 後頭部・首の土台がゆるむ ― 首の付け根の張りが軽くなり、頭の重さの抜け道ができる
- 呼吸が深くなる ― 鎖骨の下と肋骨まわりが緩むと、副交感神経の働きが入りやすくなる
- 骨盤から立て直す ― 土台の骨盤を起こすことで、巻き肩・縮こまり姿勢が戻りにくくなる
- 気圧変動への余力が戻る ― 自律神経の切替に「使える幅」が増えると、雨の前の不調が穏やかになりやすい
「梅雨のあいだだけでも、頭痛と上手に付き合いたい」「薬の量を少しでも減らせたら」というご要望もよくいただきます。次の章では、日常で取り入れやすいセルフケアをご紹介します。
自宅・職場でできる「気圧頭痛」の3つのセルフケア
どれも30秒〜1分でできる内容です。施術のあいだの日常で続けていただくと、雨の前の体の反応が緩やかになります。
① 耳まわりの「くるくるマッサージ」を朝晩
両耳を親指と人差し指でつまみ、上・横・下の順に5秒ずつ軽く引っ張ります。最後に耳全体を後ろ向きにくるくると小さく回します。耳まわりの血流を促すことで、内耳のセンサーが過剰に反応しにくくなると言われています。
② 後頭部の付け根を手のひらで温める
頭と首の境目(うなじの上)に手のひらを当て、30秒ほど温めます。この場所は後頭部の血流の出入り口に当たり、緊張が抜けると首肩全体の力みが取れやすくなります。デスクの上で目を閉じながらでもできます。
③ 天気予報と一緒に「呼吸チェック」
朝、天気予報を見るタイミングで、鼻から4秒吸って、口から8秒かけて吐く呼吸を3セット。気圧が下がる日は意識的に副交感神経を入れる時間を増やすと、自律神経の切替の負担がやわらぎます。
セルフケアと並行して、梅雨入り前に一度土台を整える施術を入れていただくと、シーズン中の頭痛がぐっと軽くなる方が多いものです。
施術を受けた方の声
「天王寺のオフィスで働いています。毎年5月の終わりから雨の前日になると頭痛が来て、市販薬で何とかしのいでいました。今年は梅雨入り前に一度受けてみようと思って伺ったのですが、施術後に首の後ろがふわっと軽くなり、その週末の低気圧では薬を飲まずに過ごせました。骨盤と肩甲骨の話まで丁寧に説明していただけて、自分の体の偏りをやっと言語化できた感じです。」
― 30代・事務職
よくある質問
Q: 薬を飲めばよくなりますが、薬に頼らない方法はありますか?
A: 痛みがつらいときは無理せず薬を頼っていただいて構いません。そのうえで、気圧の影響を受けにくい体を整える方向として、首肩の血流を保つ姿勢ケア、自律神経の切替を助ける生活リズム、骨格レベルで土台を整える施術が選択肢になります。日常のセルフケアと土台のケアを並行すると、薬の出番が少しずつ減っていく方が多いものです。
Q: 梅雨のあいだだけ集中して通うこともできますか?
A: もちろん可能です。梅雨や台風シーズンの5〜10月に集中してケアされる方もいらっしゃいます。1回ごとに体の変化を確認しながら、ご無理のないペースをご提案します。
Q: 天王寺で気象病の頭痛に向き合っている美容整体はありますか?
A: 天王寺駅徒歩3分の美容整体ReLUMI(大阪市天王寺区)では、梅雨や台風シーズンに悪化しやすい慢性的な頭痛・首こりに対し、骨膜リリースで首・肩甲骨・骨盤の土台から整えるアプローチをご提案しています。もみほぐしや整骨院で変わらなかった方に多く選ばれています。
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