Q: 首こりのツボはどこにありますか?
A: 首こりで名前が挙がることが多いのは4つです。風池(ふうち)は後頭部の生え際で、首の太い筋の外側のくぼみ。天柱(てんちゅう)はそれより少し内側。肩井(けんせい)は首の付け根と肩先の中間あたり。合谷(ごうこく)は手の甲側、親指と人さし指の骨が合わさる手前のくぼみです。押した直後に首まわりが軽く感じられる方もいらっしゃいます。ただし、押し方の強さより大切なのは、戻ってくる間隔のほうです。朝に押して夕方には同じ重さに戻るなら、こっている場所ではなく、こらせている姿勢の側に心当たりがあることが多いです。この記事では、4つのツボの位置と押し方の目安、戻ってしまう3つの背景、そして秋に重なりやすい条件をまとめています。

この記事のポイント:
- 首こりのツボとして知られるのは、風池・天柱・肩井・合谷の4つです
- 押す強さの目安は「気持ちよいと感じる手前」。痛気持ちよさを探す必要はありません
- 押しても戻るときの背景は3つ。頭の位置・肩甲骨と肋骨の動き・骨盤の傾きです
- ストレートネックが重なっているときは、首だけをゆるめても姿勢が元の位置へ戻ります
- 秋は、気温差・首元の開き・座り時間の増加という3つが同時に重なりやすい時期です
この記事の目次
- 首こりのツボはどこ?押しても戻るときに見ている場所
- 首こりのツボ4つ|位置と押し方の目安
- 首こりの原因を3つに分けて考える
- ストレートネックがあると、ツボ押しの軽さが続きにくい理由
- 秋の冷えで首こりが戻りやすくなる3つの場面
- 当店の現場視点|ツボを押す前に確かめている3か所
- 天王寺・阿倍野の現場で見た、秋に首こりの相談が増える場面
- ご予約・ご相談の窓口とアクセス|ReLUMI天王寺院の料金・所要時間
- よくある質問
- まとめ|首こりのツボは入口、土台はその下にあります
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首こりのツボはどこ?押しても戻るときに見ている場所
首こりのツボとしてよく名前が挙がるのは、風池・天柱・肩井・合谷の4つです。いずれも東洋医学で古くから知られてきた場所で、位置を覚えてしまえばデスクでも押せます。ただ、この記事でいちばんお伝えしたいのは位置そのものではありません。押した直後の軽さが、何時間もつかのほうです。
当店にいらっしゃる方のお話をうかがっていると、ツボの場所はすでにご存じという方がほとんどです。会議の合間に風池を押し、帰りの電車で肩井を押し、家に着くころにはまた同じ重さが戻っている。この繰り返しに疲れて、ようやく体の使い方の話にたどり着かれます。
首や肩の重さは、めずらしい悩みではありません。厚生労働省の「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」では、自覚症状のある方の割合(有訴者率)が示されています。女性では腰痛が111.9で最も高く、肩こりが105.4です(いずれも人口千対)。千人のうち百人以上が、首から腰のどこかに重さを自覚している計算になります。その中には、ツボ押しで十分な方も、押しても戻る方も、どちらもいらっしゃいます。
この記事では5つをお伝えします。4つのツボの位置と押し方の目安。首こりの原因の分け方。ストレートネックが重なっているときの順番。秋に重なりやすい条件。そして、当店がツボを押す前に確かめている3か所です。読み終えたときに、今日の手当てと、来月に向けた手当てを分けて考えられる形にしています。
首こりのツボ4つ|位置と押し方の目安

まず位置です。鏡を見ながらでなくても、手で触れて探せる場所ばかりです。
風池(ふうち)|後頭部の生え際、首の筋の外側
後頭部の髪の生え際をたどっていくと、首の中心から左右に太い筋があります。その外側の、骨のきわにあるくぼみが風池です。うつむく時間が長い日に、ここが固くなっていると感じる方は多いです。親指の腹を当てて、頭の中心に向かってゆっくり支えるように押します。
天柱(てんちゅう)|風池より内側、首の中心の少し横
風池より内側、首の中心から指1本分ほど外側のくぼみが天柱です。風池とセットで名前が挙がることが多く、位置が近いので、触れた指をそのまま内側へ少しずらせば見つかります。目を使った日に重さを感じる場所として紹介されることもあります。
肩井(けんせい)|首の付け根と肩先の中間
首の付け根と肩先を結んだ線のちょうど真ん中あたりです。反対側の手を回して、中指で軽く押さえられます。肩のラインの上にあるため、鞄を同じ側にかける方は、片側だけ固く感じることがあります。なお、妊娠中の方は肩井と合谷を避けるようにと紹介されることが多いため、ご自身の判断で始める前に、かかりつけの窓口にご相談ください。
合谷(ごうこく)|手の甲、親指と人さし指の骨の合流点
手の甲側で、親指と人さし指の骨が合わさる手前のくぼみです。首から離れた場所ですが、首こりや頭の重さと一緒に紹介されることの多い場所で、会議中でも押せる点が続けやすさにつながります。
押し方の目安は「気持ちよいと感じる手前」
当店でお伝えしているのは3点だけです。
- 痛気持ちよさを探さない — 強く押すほど早く軽くなる、という関係はありません。気持ちよいと感じる手前で止めます
- 5秒押してゆっくり離す、を3回まで — 1か所につき、垂直に押してゆっくり戻します。グリグリと回す押し方はしません
- 首の前側と、脈を感じる場所は押さない — 首にはこまかい神経や血管が集まっています。触れる場所は後ろ側とうなじまでにします
押したあとに頭が重い、気分が悪い、腕にしびれが出る、といった変化があるときは中止してください。発熱があるとき、ケガの直後、妊娠中の方も同じです。強い痛みやしびれが続くときは、ご自身で押し続けるより先に、かかりつけの窓口にご相談いただくほうが遠回りになりません。首を鳴らすクセや枕の合わせ方については首こりQ&A|首を鳴らすのはクセになる?にもまとめています。
首こりの原因を3つに分けて考える
「首こり 原因」で調べると、スマホ、枕、冷え、眼精疲労、ストレスなど、たくさんの候補が並びます。当店でご相談をうかがいながら整理していくと、原因そのものより、重さが積み上がる経路のほうが3つに収まることが多いです。
経路1:頭の位置が肩より前に出たまま固定されている
頭はおよそ体重の10分の1ほどの重さがあるとされ、それを首の後ろ側が支えています。真上に乗っているあいだは骨で支えられますが、前に出ると骨の代わりに筋肉が支え続ける形になります。パソコン画面をのぞき込む姿勢、スマホを膝の高さで見る姿勢が、この経路です。
厚生労働省の「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」では、一連続作業時間を1時間以内にすることが示されています。また、作業の間に10〜15分の休止時間を設け、連続作業の中でも1〜2回の小休止を入れることも示されています。同じ8時間でも、区切りの有無で積み上がり方が変わります。画面の高さや椅子の合わせ方はモニター・座面・肘の3点で変わるデスク環境にまとめています。
経路2:肩甲骨と肋骨が動かないぶんを、首の付け根が肩代わりしている
腕を前に出し続ける時間が長いと、肩甲骨が外へ開いたまま、肋骨が広がらないまま固まります。本来そこで分け合うはずの動きが減ると、残った動きを首の付け根が引き受けます。肩井のあたりだけが固い、片側だけ重い、というご相談はこの経路から出てくることが多いです。仕組みは首の付け根がこる|僧帽筋と巻き肩の3つの関係で整理しています。
経路3:骨盤が後ろに倒れ、丸まった背中の上に首が乗っている
長く座っていると骨盤が後ろに倒れ、背中が丸まります。その上に首が乗るため、頭は前へ出ざるを得なくなります。首を正しい位置に戻そうとしても、土台が傾いたままでは、座り直した瞬間に元へ戻ります。産後に骨盤底筋トレーニングを始められた方から「首まで軽くなった」とうかがうことがあるのも、支える側が変わると上に乗るものの位置が変わるからです。骨盤の傾きがどこまで届くかは骨盤の傾きが全身に与える影響でまとめています。
3つとも、1日でできたものではありません。だからこそ、ツボ押しで今日を軽くしながら、積み上げている側を1つだけ変えていく、という二段構えになります。
ストレートネックがあると、ツボ押しの軽さが続きにくい理由
首の骨は、本来ゆるやかに前へカーブしています。このカーブが浅くなり、まっすぐに近づいた状態がストレートネックと呼ばれます。カーブは、頭の重さを受け流すばねの役割をしています。浅くなると受け流しが減り、そのぶん後ろ側の筋肉が支え続けることになります。
ここが、ツボ押しの軽さが続きにくい理由です。風池や天柱を押してゆるんだとしても、ゆるんだ筋肉がまた同じ重さを受け取る位置に、頭が戻ってしまうからです。押している場所は合っていても、押したあとに戻る位置が変わっていません。
「首こり ストレッチ 即効」と探される方が多いのも、同じところでつまずいているからだと感じています。即効で軽くなる手当てそのものは悪いものではありません。ただ、軽くなった状態をどこで受け止めるかが決まっていないと、同じ時間に同じ重さが戻ります。ストレッチと枕の合わせ方の順番はストレートネック ストレッチ5選と枕の合わせ方に、ストレッチだけでは届かない範囲はストレートネックにストレッチが効かない本当の理由にまとめています。
ご自身で確かめる方法もあります。壁に、かかと・お尻・背中をつけて立ったとき、後頭部が自然に壁へ届くかどうか。あごを引かないと届かない、届くけれどすぐ離れる、という場合は、頭の位置が前に出たまま固定されているサインとして見ています。首の回しやすさの左右差とあわせた確かめ方は首の回旋差でわかる体の歪みにまとめています。
秋の冷えで首こりが戻りやすくなる3つの場面

季節そのものが首こりを起こすわけではありません。ただ、秋は条件が重なりやすい時期です。当店でも、9月の終わりから11月にかけて、夏の間は気にならなかった首の重さのご相談が増えます。重なりやすい場面を3つに分けました。
場面1:朝晩の気温差で、首まわりが縮こまったまま一日が始まる
朝の通勤時だけ冷え、日中は汗ばむ。この落差が大きい時期は、肩をすくめた姿勢で家を出て、その形のままデスクに座ることになりがちです。出社した時点ですでに肩が上がっている日は、夕方の重さが一段増えます。
場面2:薄手の上着で、首元だけが開いたまま外気に当たる
秋は上着を着ても、首元は開いたままという服装になりやすい時期です。首の後ろは皮膚のすぐ下に筋肉があり、外気に当たる面積がそのまま冷えに直結します。ストールを1枚足す、襟のある服にする、といった小さな変更で、夕方の重さの感じ方が変わる方は少なくありません。
場面3:夏より歩く量が落ち、座っている時間が増える
暑さが落ち着くと外に出やすくなる、と思われがちですが、実際には日が短くなるぶん夕方以降の外出が減ります。座っている時間が伸びれば、経路3の骨盤が後ろへ倒れる時間も伸びます。
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、座りっぱなしの時間が長くなりすぎないよう、少しでも身体を動かすことが示されています。目安として成人は1日60分以上の身体活動(歩行またはそれ以上の強度)と、週2〜3日の筋力トレーニングが挙げられています。
3つとも、ツボ押しの回数を増やして対処する種類のものではありません。首元を1枚でおおう、座り続ける時間に区切りを入れる。この2つを先に置くほうが、同じ労力で変わる幅が大きいと感じています。
当店の現場視点|ツボを押す前に確かめている3か所
当店の施術は骨膜リリースという手技です。骨膜リリースとは、骨と筋肉の境目をゆるめていく手技のことで、関節を鳴らす施術ではありません。首こりのご相談では、首そのものより先に、首以外の3か所を確かめます。順番を変えているのには理由があります。
- 肩甲骨の内側のすべり — 肩甲骨が肋骨の上をすべって動くかを見ます。ここが止まっていると、腕を使うたびに首の付け根が肩代わりします
- 肋骨の広がり方と、息の入り方 — 息を吸ったときに肋骨が横へ広がるかを見ます。広がらないまま呼吸を続けると、首の前側の筋肉が呼吸を手伝い続けます
- 座ったときの骨盤の向き — 骨盤が後ろへ倒れていないかを見ます。倒れていると、どれだけ首をゆるめても、座り直すたびに頭が前へ出ます
この3か所を確かめてから首に触れると、同じ手技でも戻り方が変わります。逆に、3か所が同じままで首だけをゆるめた日は、帰り道で軽く、翌朝には元どおりというご感想になりやすいです。これは私たちの手技が足りないのではなく、順番の問題だと考えています。表面のケアだけで届かない範囲については首こりがマッサージで戻る本当の理由にも書いています。
初回は、立ち姿と座り姿を写真で撮り、頭の位置・肩甲骨の開き・骨盤の向きを一緒に確かめます。そのうえで、翌日から外していただく日常のクセを1つだけお伝えしています。たくさんお渡ししても続かないことが分かってきたからです。感じ方には個人差がありますので、変化の大きさや日数をお約束することはしていません。
天王寺・阿倍野の現場で見た、秋に首こりの相談が増える場面

天王寺・阿倍野でお仕事をされている方には、駅から職場まで歩く距離を取りやすく、商業施設とオフィスが近いという共通点があります。その中で、秋に首こりのご相談につながりやすい場面には、よく似た形があります。
- 朝の地下街は暖かく、地上に出た瞬間に冷える — 温度差のある区間を毎朝通るため、肩が上がったまま出社する形になりがちです
- 昼休みに外へ出る回数が、夏より減る — 暑い時期は冷房を求めて移動していた方も、秋はデスクに留まりやすくなります。座り続ける時間が静かに伸びます
- 坂道と階段が多く、下り坂で頭の位置が前に出る — 天王寺界隈は上り下りが多く、下りでは視線が落ちてうつむく形になりやすいです
3つとも、特別な出来事ではありません。日常の中に、首へ重さが積み上がる区間が増えるというだけです。だからこそ、今日のツボ押しだけでなく、積み上げている側に1つ区切りを入れる手当てが要ります。うつむく時間が長い方の連鎖は「スマホ首」が気になる方へ|うつむき姿勢・首こり・骨盤の3つの連鎖にまとめています。
ご予約・ご相談の窓口とアクセス|ReLUMI天王寺院の料金・所要時間
窓口は2つに分けています。ご予約はWEB予約画面から、施術内容のご質問・ご相談は公式LINEからです。LINEでのご予約は承っていないので、空き状況の確認と日時の確定はWEB予約画面でお願いしています。「ツボを押すと痛みが強くなるが受けてよいか」「腕にしびれがあるが相談してよいか」といったご質問は、ご来店前にLINEでお送りいただいて差し支えありません。ほかの窓口を先にしていただくほうがよいと判断したときは、その旨をお伝えします。
美容整体ReLUMI天王寺院は、大阪市阿倍野区のアポロビル7F、天王寺駅から徒歩3分の場所にあります。初回体験は3,300円(税込)で、所要時間は全体で60〜90分です。営業時間は10:00〜19:00です。
- カウンセリング(約20〜30分) — 首の重さが出る時間帯、押してから戻るまでの間隔、座っている時間、これまで試してこられたケアの経緯をうかがいます
- 姿勢の確認 — 立ち姿と座り姿を写真で撮り、頭の位置・肩甲骨の開き・骨盤の向きを一緒に確かめます
- 施術(姿勢確認と合わせて約30分) — 骨膜リリースで、肩甲骨まわり・肋骨まわり・首まわりにアプローチします
- 施術後の確認とご説明 — もう一度立ち姿を確かめ、翌日から外していただくクセを1つだけお伝えします
感じ方には個人差があるため、私たちから変化を無理にお伝えすることはしていません。次回のご予約を当日に決めていただく必要もありません。
- 営業時間:10:00〜19:00(予約できる日時はWEB予約画面でご確認ください)
- 初回体験:3,300円(税込)/男性は追加3,000円
- 2回目以降:都度払い15,400円(税込)/会員価格は1回あたり8,800円〜(コース内容や回数によって異なります)
- 所要時間:全体で60〜90分(カウンセリング約20〜30分・姿勢確認と施術 約30分)
- 服装:施術着をご用意しています。お仕事帰りの服装のままお越しいただけます
- アクセス:大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目5-31 アポロビル7F(天王寺駅徒歩3分)
- 駐車場:アポロビル地下。当サロンで3,000円(税込)以上ご利用の場合、2時間無料です。ご来店時にスタッフへお申し出ください
- ご予約:WEB予約画面で初回体験メニューを選んでご予約ください。施術内容のご質問は公式LINEで承っています
料金の詳細はメニュー・料金、来店の流れは初めての方へ、店舗の情報は店舗情報、駐車場は駐車場のご案内でご確認いただけます。
よくある質問
Q: 首こりのツボはどこにありますか?
A: 首こりで名前が挙がることが多いのは4つです。風池(ふうち)は後頭部の生え際、首の太い筋の外側にあるくぼみ。天柱(てんちゅう)は風池より少し内側で、首の中心から指1本分ほど外側のくぼみ。肩井(けんせい)は首の付け根と肩先の中間あたり。合谷(ごうこく)は手の甲側、親指と人さし指の骨が合わさる手前のくぼみです。いずれも東洋医学で古くから知られてきた場所で、押した直後に首まわりが軽く感じられる方もいらっしゃいます。ただし、押し方の強さより大切なのは、戻ってくる間隔のほうです。朝に押して夕方には同じ重さに戻るなら、こっている場所ではなく、こらせている姿勢の側に心当たりがあることが多いです。
Q: 首こりのツボは、どのくらいの強さで押せばよいですか?
A: 気持ちよいと感じる手前で止めるのが目安です。当店でお伝えしているのは、痛気持ちよさを探さないこと、1か所につき5秒ほど垂直に押してゆっくり離すことを3回まで、グリグリと回さないこと、の3点です。強く押すほど早く軽くなるという関係はありません。また、押したあとに頭が重い、気分が悪い、腕にしびれが出る、といった変化があるときは中止してください。首にはこまかい神経や血管が集まっているため、首の前側や、脈を感じる場所は押さないようにお伝えしています。発熱があるとき、ケガの直後、妊娠中の方は、ご自身の判断で始める前に、かかりつけの窓口にご相談ください。
Q: ツボを押しても首こりがすぐ戻るのはなぜですか?
A: 押している場所と、こらせている場所が違うからです。首こりのご相談でよくうかがう背景は3つに分かれます。1つめは、頭の位置が肩より前に出たまま固定される時間が長いこと。2つめは、肩甲骨と肋骨が動かないぶんを首の付け根が肩代わりしていること。3つめは、骨盤が後ろに倒れて背中が丸まり、その上に首が乗っていることです。ツボ押しは、固まった場所の感じ方をやわらげる入口にはなりますが、頭の重さを支える土台そのものを変えるものではありません。土台の側が同じであれば、同じ時間に同じ重さが戻ってきます。
Q: 秋になってから首こりが戻りやすいのですが、関係はありますか?
A: 季節そのものが首こりを起こすわけではありませんが、秋は条件が重なりやすい時期です。朝晩の気温差で首まわりが縮こまる、薄手の上着で首元が開いたまま外気に当たる、夏より歩く量が落ちて座っている時間が増える、という3つが同時に起こります。当店でも、9月の終わりから11月にかけて、夏の間は気にならなかった首の重さのご相談が増えます。対策として最初にお願いしているのは、ツボ押しの回数を増やすことではなく、首元を1枚でおおうことと、座り続ける時間に区切りを入れることです。厚生労働省の情報機器作業のガイドラインでは、一連続作業時間を1時間以内にし、作業の間に10〜15分の休止時間を設けることが示されています。
Q: ツボ押しやストレッチと、整体はどう使い分ければよいですか?
A: ご自身で届く範囲と、そうでない範囲で分けていただくのが分かりやすいです。ツボ押しとストレッチは、今日の重さをやわらげる手当てとして続けていただいて差し支えありません。一方で、頭の位置・肩甲骨の動き・骨盤の傾きという土台の組み合わせは、ご自身では見えにくい部分です。当店では骨膜リリースという手技で、首そのものより先に、肩甲骨まわりと肋骨の広がり方を確かめるところから始めます。初回は姿勢の確認を含めて全体で60〜90分、3,300円(税込)です。感じ方には個人差がありますので、変化の大きさや日数をお約束することはしていません。お渡ししているのは、ご自身で確かめられる比べ方のほうです。
まとめ|首こりのツボは入口、土台はその下にあります
- ツボは4つ — 風池・天柱・肩井・合谷。位置は手で触れて探せます
- 押す強さは気持ちよいと感じる手前 — 5秒押してゆっくり離すを3回まで。首の前側と脈を感じる場所は押しません
- 見るのは軽さの持続時間 — 朝に押して夕方に戻るなら、こらせている側に心当たりがあります
- 背景は3つの経路 — 頭の位置、肩甲骨と肋骨の動き、骨盤の傾き
- 秋は条件が重なる — 気温差、首元の開き、座り時間の増加。首元を1枚でおおい、座り時間に区切りを入れるところから
ツボを押しても夕方には戻ってしまう方へ。首より先に確かめる場所がどこかを、一緒に見てみませんか
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